医学部

医学部に入って起こること【医師のメモ帳】

医学部というところは、他の学部とはちょっと、いや結構な違いがあります。

「資格に直結している」
「浪人は珍しくない。留年も珍しくない。」
「卒論がない」(代わりに医師国家試験が待ち構えています)
「就職活動がない」

今や大学にも色々な特色がありますので、例外もあるとは思いますが、これらの点など他学部とはやはり違うと思います。

東大より医学部志向の時代

かつて東大合格者数で競い合っていた有名高校も、今ではこぞって医学部に生徒を送り出しているそうです。

別ページで書いたように、『医師免許は最強資格』という考え方に起因しているようですね。

医学部卒業→ 医師国家試験合格→ 医師!→ 将来まで仕事安泰!!

という考え方、価値観が浸透してきました。

東大卒業は今でもみんなが憧れるものですが、その先の将来の安定生活までが見えづらくなっているのもあって、医学部志向が年々強くなっている模様です。

医学部に合格した後の気持ち

ほとんどの受験生たちは過酷な受験勉強に耐えて、中には何浪もして合格を勝ち取っていると思いますので、それはそれは晴れやかな気分でしょう。

そう!すべてを手にしたような!
人生、勝ち確定!!
地位、名誉、金持ち!!!

*注意:個人差あり(笑)

よーし、これで世の中の病気の人を救えるぞー! って人いるのかな(笑)
まあ、根底にはあるとしても、まずは受験からの解放感ですね。。

医学部入学後すぐまた勉強が始まる

人生って、一旦勉強で生きる道を選んでしまうと、死ぬまで勉強しなきゃいけなくなる。

いくら賢くなっても、常に賢い集団の中にいることになるから、ドロップアウトするまで、あるいは僕の様にセミリタイアするまで、戦いの連鎖は続きます。

「人間には向き不向きがあるから、進む先はよく考えたほうがいいよ」

って、僕はよく若い人に言います。
得意なことや、好きなことじゃないと、続けるのは大変です。

医学部は、その点少しはマシです。
それなりの地位、やりがい、生活保障が担保されるでしょうから。

医学の進歩は遅いようで早いので、医学部生の勉強量も年々増えていると思います。
勉強があまり好きじゃない人、何十年も続けたくない人は覚悟して医学部に入ってくださいね!

いい事ももちろん沢山あります

勉強しなきゃいけないよ!って嫌な話だけじゃなく、いい事ももちろんあります。

・親や親戚が喜ぶ
・モテる
・時給のいいアルバイトができる

まあ、だいたい想像はつくと思います。

あと、医学部合格だけではないかもしれませんが、「合格」することは社会的に認められたという、ある種の承認欲求が満たされると思います。

まして医学部だと、実態以上に偉くなった気がしてしまうかもしれません。
都心部なら無いかもしれませんが、地方だと医学部というのは都道府県内では最高学府なわけで。。

つかの間の夢心地から

力をつける、力を持つということは、大きな責任も持つことになる。

この辺の価値観は、個人の時代の現代では少数派になりつつあるのでしょうが、僕はそう考えています。

医学という大きな力を、自分の人生以外にも生かしてもらいたいものです。

合格の喜びに少しひたった後は、また新たな戦いに勇敢に挑んでください。