医学部

勉強が出来る子は、医学部を目指すべきなのか?

勉強が出来るようになると、子ども自身も親も医学部受験が頭に浮かんでくると思います。

あるいは、親が医者で医学部をかなり早い段階から意識して猛勉強!
結果的に、結構学力が高くなる、というパターンもあるでしょう。

医学部に進んで医師になった僕がいま思うのは・・・。

勉強ができないと医師にはなれない

当然、その通りで、ある程度勉強ができないと医師にはなれません。

医学部合格も大きな関門ですが、医学部入学後の勉強、試験、実習、レポート、必要な語学力など、、なかなかの能力が必要です。

実際、それをやっている最中は無我夢中で、新しいことに戸惑ったりワクワクしながら過ぎてしまいましたが・・・。

やはり、医学部合格レベルの基礎学力や忍耐力ぐらいは備えておきたいものです。

とんでもない高学力の子どもは医学部に?

世の中には、少々勉強ができる、クラスで2番とか、そんなレベルじゃなく、とんでもなく勉強ができる子がいます。

特に東京を中心とした都心部。さらに地方でも中高一貫校のほんの一部には同様の子がいます。

僕も大人になってから知りましたが、世の中には想像を絶する出来る子と、逆に膨大な出来ない子たちがいます(笑)。

僕なんかは、まあせいぜい中の上ぐらいなんでしょうね。今思えば。。

で、そのとんでもない優秀な子どもたちは、本当に医学部進学でいいのかな??という疑問を持ってしまいました。

医学には臨床分野と基礎分野があるんです

臨床分野っていうのは、いわゆる患者さんが出会うお医者さんですね。
一般のイメージ通りでいいと思います。

もう一方の基礎分野というのは、雑~~に一言でいうと研究的なお仕事です。

臨床医はそこそこ優秀なら

臨床医は患者さんが相手の仕事です。
必要な知識、経験、能力は、患者さんに応じたレベルでできます。

もちろん優秀なほどいいに決まっているのですが、逆に優秀じゃなくても出来たりします(笑)。

その証拠に、時々ニセ医者が捕まることがあるじゃないですか。
それも、何年も、何十年も気づかれず(笑)。

患者さんに優しく、プラスそれらしい知識があれば、、今はネットやテレビでも表面的な知識は転がっていますしね。

厳密には医師を出来てはいないですが、それなりに成立しちゃうところがあるということです。

逆に、基礎研究医はまねできない

基礎研究は、患者さんが相手ではない。。つまり素人が相手ではなく、化学者や医学・科学真理が相手です。
まあ、ごまかしがききません。

本当に優秀じゃないと、基礎の医師として成功を収めるのは難しいでしょう。

超優秀な人材は基礎のほうが生かされる

そんなわけで、超優秀な子は将来、基礎研究の道に進んでほしいな~というのが僕の個人的な意見です。

誤解の無いように付け足すと、臨床医にも優秀な人はいるので、たとえば海外で活躍されているような外科医の先生とか、あくまで大まかな考え方です。

さらに付け足すと、いまは遺伝子やら病理組織的な話やら、臨床と基礎の境界もいい意味で無くなってることはあるんですけどね。

まあとにかく僕自身、臨床の道にいますので、自分がやっていないことをやってる基礎の先生は単純に凄いな~と思います。
ましてや、このセミリタイアした身では、なおさら思います。(^д^;)

日本を引き上げてくれる人材に

話を戻して、超優秀な子どもたち。

医学はもちろん、工学系でも理学系でも、どんどん研究分野で活躍してほしいなあというのが、いまの僕の気持ちです。

日本の未来を作ってくれるような、現状からさらに引き上げてくれるような仕事に就いてほしいですね。

あと、よく日本は研究者には厳しい国だ!なんて意見を聞いたりしますので、優秀な人たちが海外に流出しにくいように、国としても改善してほしいですね。